歯を白くしたい方に、ホワイトニングの料金相場や自分に合った方法の選び方について、歯科衛生士が解説します。
ホワイトニングの料金が高いと感じたことがありますか?なぜ保険適応では無いのだろう?と思ったことがある方もいるかもしれません。
なぜ歯科医院で受けると料金が高くなるのかというと、ホワイトニングは健康保険の“適用外”であるためです。健康保険では、審美目的の施術は含まれないからなのです。
ホワイトニングは治療ではなく審美として分野分けをされる為、保険適応外となっています。自由診療(自費)となるため、各歯科医院は自由に料金を設定できます。
ホワイトニングで使用する薬剤や使用機器によっても費用が異なりますので、詳しく調べた上で歯科医院を選ぶとよいでしょう。
また、歯科医院でのホワイトニングは専門家である歯科医師・歯科衛生士が行うため、どうしても費用が高くなる傾向にあります。
①ホワイトニングの料金相場
歯科医院でのホワイトニングには、大きく分けて以下の3種類があります。
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングの費用
歯科医院で専用の薬剤や機器を用いて本格的なケアを行うため、結果が出やすいというメリットがあります。
施術内容によっては、もとの歯の色よりも白くすることも可能です。
オフィスホワイトニングの料金相場は1回10,000円以内から70,000円程度で、施術には30分~1時間ほどかかります。
ホームホワイトニングの費用
ホームホワイトニングとは、歯科医院で作ってもらったマウスピースに自分で薬剤を塗って装着するホワイトニングです。
マウスピースの装着時間は1日1~2時間程度(薬剤の種類によっては1時間以内の物もあり)なので、仕事や学校などがあっても問題なく行えるかと思います。
効果を実感するまでには、早くて2週間~4週間程度かかります。
ホームホワイトニングの料金相場は、
- マウスピースの制作が15,000円~40,000円程度。
- 薬剤(7日分)が5,000円程度です。
仮に効果が出るまでに2週間かかったとしたら、総額25,000円~50,000円ほどかかります。
デュアルホワイトニングの費用
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
一番効果的でしっかり結果を出したい方にオススメです。
まず歯科医院で薬剤を使ったオフィスホワイトニングをしてもらい、施術後はマウスピースを装着してより白い歯を目指します。
2種類の方法を併用する分、より効果を実感できますが、歯科医院での施術代やホームホワイトニング用の薬剤などの費用を合わせると、50,000円~80,000円、場合によっては100,000円ほどの費用がかかります。
②自分に合ったホワイトニングを選ぶ
これまで説明してきたように、ホワイトニングにはいくつか種類があります。
その中から自分に合ったホワイトニングを選ぶには、どうすれば良いのでしょうか。
ホワイトニングを選ぶときのポイントを知っておきましょう。
期間と予算で選ぶ
元の歯の色よりもしっかりと白くしたい、効果的に行いたいとの希望がある場合は、デュアルホワイトニング。
面接や結婚式に間に合わせたいなど、急ぎの場合は即効性があるオフィスホワイトニングを選んだほうが良いでしょう。
どこまで歯を白くしたいかという希望や効果の持続期間と費用が見合っているかも考えるポイントの一つです。
たとえば、オフィスホワイトニングでは元の歯よりも白くできますが、そこまで求めていないという人は、もっと価格の安いホームホワイトニングでも十分です。
また、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングでは、通院やマウスピースの装着といった手間がかかります。
結果が出るまで継続できなければ、それまでにかけた費用が無駄になってしまうので、長く続けられそうかも考えておくといいかもしれません。
歯の色や状態・ホワイトニングの効果で選ぶ
歯の黄ばみがひどい場合や抗生物質が原因で黄ばんでいる場合には、長い時間をかけないと歯が白くならない可能性があります。
そのケースでは、即効性を求めるオフィスホワイトニングよりも、マウスピースを装着して長期間かけて白くするホームホワイトニングのほうが向いているでしょう。
また、このような状態から元の歯よりも白くしたいという場合はホームホワイトニングだけでは難しいこともあるため、デュアルホワイトニングを検討する必要があります。
- どれくらい白くしたいか?
- いつまでに白くしたいか?
といったことを考慮しつつ、是非自分に合った方法でホワイトニングをしてみてくださいね!