歯を白くしたい方に自宅でできるおすすめケアについて、歯科衛生士が解説します。
自宅でできる歯を白くする為のグッズはいくつかあります。ここでは代表的な歯を白くする為のグッズと、それぞれの特徴をご紹介していきたいと思います。
①歯磨きタイプ(着色汚れ除去)
使いやすさや手に取りやすい価格で人気の歯磨きタイプは、ペースト状やパウダー状、ジェル状などさまざまな形状のものが売られていますよね。
歯磨きタイプのものは、歯の表面についた茶渋、ステインなどの着色汚れに効果的ですが、歯の汚れをきれいに落とし、もとの歯の色に近づけるというものはあっても、どれも歯自体の色を白くすることはできません。
ホワイトニング歯磨き剤に入っている成分というのは、薬機法の範囲で効果効能があるもので、医薬品ではありません。つまり、歯を白くするというものは含まれていないからなのです。
コーヒーや紅茶、赤ワインなど、歯の表面汚れの原因になるものをよく摂る人は、普段の歯磨きを丁寧にすることで歯の汚れを落とすことが出来るため、重要なポイントに。
ただし磨きすぎには注意⚠です。
ペースト
もっとも手軽で一般的、ドラッグストアなどでも手に入りやすいのがペーストタイプ。いわゆる皆さんが使い慣れたタイプなので、抵抗なく取り入れやすいと思います。
- 歯の着色汚れを落としやすくしてくれる、ポリリン酸ナトリウム。
- 汚れの付着防止に役立つ、ハイドロキシアパタイト。
- 虫歯の予防効果が期待できる、フッ素などがあります。
パウダー
使い方にちょっとコツがいるのがパウダータイプ。歯ブラシに直接かけて、歯に塗布するやり方で使用します。
ペーストタイプよりも、汚れを除去する成分が多く配合されていますが、全体に均一に塗布するのが難しく、部分的に強く力がかかってしまうなど、使用方法にはコツが。
使い方次第では歯や歯ぐきを傷つける恐れがある為、注意が必要です。
ジェル
歯に優しい使い心地で、ジェルやパウダーよりもサラッとした使用感のジェルタイプ。
泡立ちが少ないので物足りなく感じるかもしれませんが、逆に泡立ちが少ないからこそ、口の中が泡でいっぱいにならないので時間をかけて丁寧に磨けるのが特徴。
研磨成分が入っていないものも多く、歯を傷つける心配が少ないです。
マウスウォッシュ
口をすすぐことで歯の表面汚れを浮せてくれるマウスウォッシュタイプ。
マウスウォッシュタイプは、あくまで補助と考えて使用します。
歯ブラシで磨くことも併せて行うよう記載があるものがほとんど。簡単に取り入れられるので、普段の歯磨きにプラスしてみるのもオススメです。
②マウスピースタイプ(着色汚れ除去&歯自体を白くする)
マウスピースタイプは歯の着色汚れを取り除くだけでなく、歯の色自体も白くできるのが大きな特徴で、それはホームホワイトニングになります。
歯科医院での適切な診断のもと安心して歯のホワイトニングを行うことができるので、効果に加えて、安心も◎
ホームホワイトニング
専用のマウスピースを作成し、歯科医院で処方された薬剤を用いるホームホワイトニング。マウスピースに薬剤を塗布するだけなので、やり方もとっても簡単です。
歯の着色汚れはもちろんのこと、歯の色自体も白くすることができます。
~まとめ~
歯のホワイトニンググッズの選び方
ホワイトニングの方法やアイテムは、目的によって選び方も変わります。歯そのものを白くしたい人はぜひ歯科医院で相談してみてください。
白さで選ぶ
もっとも効果が高く、白さが長持ちするのは、歯科医師・歯科衛生士の元でマウスピースを作成し自宅でホームホワイトニングを行うことです。
また、オフィスホワイトニングを併用して行う『デュアルホワイトニング』
この2つは歯科医院でなければ行うことができないので、気になる人はぜひ相談してみてください。
着色や歯の汚れ落としで選ぶ
今日からでもできるケアとして、
- ペースト
- ジェル
- パウダー
- マウスウォッシュ
の順に効果が高く、簡単に取り入れられるのでオススメです。ただし、これらはすべて着色汚れには効果があっても、歯自体の色を白くすることはできないので注意が必要です。
ご自身に合ったやり方で、是非試してみてくださいね。
どのやり方が合っているのか?分からない場合は、歯科医院で相談してみてください。素敵に輝く歯を手に入れましょう!!